「繊月」とは

繊月とは、月齢二日目くらいの細くて繊細な月のことを指します。
空を猫がひっかいた傷跡のような、月。

こちらのロゴは、私が「繊月」を毛筆で書いたものです。

書道の段をいただくときに、師匠につけていただいた雅号(がごう)が

 “ 繊月 ” です。

とても気に入っているので、師匠に許可を得て、

サロン名に使わせていただきました。

 

 

「繊月」はペンネーム

繊月(せんげつ)は、サロンの名前であると同時に、
「私の名前」でもあります。

書道で字を書くときの名前を雅号(がごう)といいます。
字を書くときのペンネームと思っていただければわかりやすいと思います。
その、私の雅号が “ 繊月 ” です。

大人になってから始めた書道は、今年で8年目になりました。

引用は杜甫の漢詩から

引用した、元の漢詩が

「 風林繊月落 衣露浄琴張 」(唐・杜甫)

この詩にはこんな意味があります。

「風に揺られる林に細い月の光が差し込む。衣は夜露にしめり、美しい音色を奏する琴に糸が張られた」

美しい景色の夜の、春の宴の詩です。
お酒好きの私にとっては、とってもテンションが上がります。

 

雅号 後日談

余談ですが。雅号をいただくとき、

「日本酒の銘柄みたいな雅号にしていただきたいです」

と、先生にお願いをしました。

そしていただいたこの名前。
調べていたら本当に、熊本に “ 繊月酒造 ” という酒蔵があり、
「繊月」という焼酎がありました。

「日本酒の銘柄みたいな雅号」の、狙い通りでした。

画像は繊月酒造株式会社よりお借りしました