笑い飛ばせ

笑い飛ばせ

変態から、電話が来た。 繊月をオープンしてわりとすぐ、その電話はかかってきた。 私はてっきり、ご予約のお電話かと思って、ドキドキしながらとびきり明るい声で電話を取った。 「はい!繊月齋藤でございます」 ぼそぼそと話す、男性の声がした 「今、してるんでるけど、いってもいいですか?」 「えっ?」 上手く聴き取れないのと、頭が追いつかないので、 「おそれいります、もう一度お願いします」 なんて言って、頑張って意図を読み取ろうとさえした。...